2.アノマリー恋愛

music: 闇夢ミケ

A
ああ、また壊れてしまった　最期の顔が素敵ね
感情が制御できない　安定剤をください

指折り数えていたのは　今まで殺した（愛した）数（やつら）
体が欲しがる性と血　狂い始めた生活

B
飼い主は私だけ　お揃いの記念首輪
私以外見ないでね　眼球を潰しました

S

部屋中鏤めたパズル　真紅に染められた
夜、秘密が明かされる　貴方の叫びを啜って
恋愛（惨劇）の開幕　さあ、皆様お静かに

A2
ねえ、もう壊れてしまった？　貴方の骸を舐める
錠剤が未だ足りてない　脳に流し込んでくれ

B2
もう二度と捨てないで　薬指縫い合わせた
痛みさえ共有して　心臓に棘を刺した

S2
バラバラに埋め尽くされた　愛人の残骸
ああ、私も壊れていく　接吻（口づけて）絡めた舌で
流し込む毒（絶望）　傷馴深めていこう

S3
毒が命蝕むまで　ふたり踊り狂う
これが求めていた形　部屋中鏤めた死骸（パズル）
真紅に染められた　二人は手を繋ぎ

さあ、恋愛（惨劇）の終焉へ

 

4.君と私の恋物語

music: こすず（タナトスP）

 

君のことが好き　あの日聞いたあの言葉
みんなには秘密　それでいいよと　頷いた

 

すれ違ったって　声かけられても
私はその他　大勢なの？

 

ねぇ　振り向いて　そばに居て笑って
私は君の特別なのと　言って
ねぇ　不安なの　大好きな君が
他の誰かと笑い合う姿が
私だけ見ていてほしい

 

君のぬくもりを　知る前より　苦しいのよ

 

どうしてそんなに　変わらずにいるの？
私のこと　好きなんでしょう？

 

ねぇ　微笑んで　手をつないで欲しい
私は君の特別なのと　言って
ねぇ　引き寄せて　抱きしめて　笑って
他の誰も寄り付けないようにしてよ
ねぇ　振り向いて　そばに来て笑って
君は僕の恋人なのだと　言って
ねぇ　私たち　本当に特別？
君の心が見えない　聞こえないの
切ない　恋物語

6. 白昼の夢

music: ely（黒魔術P）

 

明日の朝　食べた月は曖昧
思い出せないまま　次の昨日へ

 

傘に漏る　垂れた星は曖昧
取り戻せないまま　次は何処へ

 

重ねた掌は妄想ではなく
理想を束ねた上に建てた幻

 

夢　瞑るほど夢
啄ばんだ　現実の切れ端
揺れ惑うほど　夢
捕まえた真実は甘口

 

憧憬の果てに　いま
貴方を知る

 

欲張りな飴　詰まる喉には辛く
仄暗い雨降り　傘は何処へ

 

繋いだ掌は現実ではなく
嘘で塗り固めた砂みたいだ

 

ただ望むほど　夢
突き付けた現実に溜息
立ち竦むほど　夢
手織りの糸で赤を紡ぐ

 

傾倒の果てに　いま
私を知る

 

取り留めの無い　意味も無い
奥歯に残る　月の欠片
ただ　眠り落ちたみたいね
浮かび上がるような心地

 

夢　瞑るほど夢
啄ばんだ　現実の切れ端
揺れ惑うほど　夢
手に入れた虹彩は甘口

 

ただ望むほど　夢
突き付けた　言の葉は優しく
ただ交わすだけの夢を
今よりまだ　滑稽なその夢を

 

憧憬の果てに　いま
貴方を知る

8. 曼珠沙華の咲く季節

lyrics: 和泉沙羅　music: りょう

 

S)
会いたいの気持ちだけ　過去も 今も 募るばかりで
明日また 探すのでしょう　ここに居ない君のその姿を

A)
耳にまだ残る蝉時雨　君の影を求め
九月の陽射し受ける菊の花を　そっと添えた彼岸
B)
君がね眠る場所に続く
道に咲いた赤い曼珠沙華
死人を甦らせるなら
君に再び会えるかな
S)
会いたいよ 今だって　君の 後を 追いかけたくて
曼珠沙華 咲く季節なら　想う人に会える奇跡が咲く

A)
赤く視界埋めつくしてく　彼岸花の言葉
「想うはあなた一人」、「悲しい思い出」　そして「再会」
B)
沈む意識の中で君は
優しい微笑み浮かべ告げた
同じ世界で生きられない
ここで生きていきなさい、と
S)
会いたいよ いつだって　君と 未来 夢見てたから
曼珠沙華 咲く季節なら　想う人に別れ告げられるの
ハモり)
会いたいよ もう一度　君を忘れず
また会えるその日まで　独りでも
S)
会いたいよ 今だって　過去も 未来も 忘れないから
曼珠沙華 咲く季節なら　君を 想い 歩き始められる

会いたいよ 今だって